素足にここちよい温もり 無垢フローリングの最大の魅力のひとつは、足ざわりが暖かいということ。一般的なフローリングの場合、冬に素足で歩くとヒンヤリと感じるものですが、無垢フローリングでは冷たいというより、温もりを感じます。その理由は、木材のなかに無数の小さな空洞(細胞)が存在し、断熱効果のある空気層をつくっているからです。天然の断熱効果で冬の寒さや夏の暑さを抑えてくれます。

 

木の断面を見ると細胞が集まって、ストローを束ねたような構造をしています。その一つの細胞には空気が含まれており、熱が伝わりにくくなっています。そのため触れたときに人の体温を奪わないので、木に触れると自然のあたたかさを感じ、やさしい印象を受けます。同じ木材でも、切る方向や部位によって異なる木目が現れます。たけのこのように見えることもあれば、少しゆらぎのある曲線だったり、波打った曲線ということも。このような木目は自然が歳月をかけて創り出すデザイン。人の心を落ち着かせ、穏やかにすると言われています。